2日「永い言い訳」を観に池袋まで。もうこういう、男が女をないがしろにする話は十分だと思った。愛のほとんどが手遅れになりすぎている。女が愛して、愛さなくなって、それに気づいてから男が愛するようになるってそんな最悪なことがあって良いのか。ふと「ハッピーアワー」の純を思い出した。映画のなかの男性たちは自分に向けられた愛情に対してあまりに無自覚で他人事すぎると思う。

しかし西川美和の映像は変わらず美しい。「ゆれる」の青みの強い映像も「夢売る二人」の冒頭の炎も美しかった。「永い言い訳」に関しては空気を感じさせるのがとても上手だと思う。海の映像の潮風、妻の死後に自室でエゴサーチをしているときのどうしようもない空気、停車しているトラックのなかにとどまるカップラーメンの湯気、女の子と酒を飲んでいるときの煙草の煙の匂い、北国を走る電車のなかの暖房、どれも自分が体感しているようであてられすぎたのか途中から酔った。関係ないけど今回観に行った池袋のシネマ・ロサは風俗街のなかにある雑居ビルの一階にあり、副都心線の地下鉄の出口から近くて便利だったので通いたいと思います。


映画『永い言い訳』本予告

 

5日スカートの静かな夜がいい、を聴きながら通勤している。

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高校生までは騒がしい夜が大好きで、短い制服のスカートで新宿や渋谷を歩き回って、カロリーメイトを食べながらCDを買ったりライブハウスに行ったりしていた。最近は帰宅したらごはんを作って映画やドラマを一本見てお風呂に入って寝るだけの生活が続いている。インターネットのおかげでかろうじて最新の漫画や映画、本に音楽の話を手に入れられているけど、自分から手を伸ばさなくなれば簡単に触れられなくなるだろう。今日は職場の健康診断だった。夜遊びばかりしてた高校生のころより体重は8kg増えて、友達が一人もできなかった大学時代より血圧が少しだけ上がって健康になった。早寝早起きして一日九時間働いて自炊をして12時半に寝る生活は、私にお金と健康以外なにをくれるだろう。お金もなくて健康でもなかったころはそれはそれで楽しかった気もする。

 

今期のドラマは「地味にスゴイ!校閲ガール」と「逃げるは恥だが役に立つ」を見ているのですがどちらもまもなく最終回を迎えるようで寂しいです。

逃げ恥の最新話で出てきた「必要なのは本当の気持ちを伝えること」というのはすごく良いセリフだなと思った。新垣結衣星野源の可愛さが取り上げられがちだけど、毎回シンプルかつ力のある台詞が多くてよいドラマだと思う。

 

6日。休日。家から一歩も出ることなく、昼に親子丼を作ってからは泊まりに来ていた友人が忘れていった煙草の残りを日が暮れるまでベランダで吸って本を読んでいた。いつも一日が終わってから見に行こうと思っていた映画のタイトルを思い出す。明日から六連勤がはじまる。


ゆらゆら帝国 「星になれた」