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11日
大学にてスペイン語の授業。相変わらず教室に誰もいない。生物史の授業を終えたら駅前のマクドナルドへ。
わたしは年に一度だけマクドナルドを食べるのですが、毎年まったくクオリティが変わらない。あがりも下がりもせず、常に40点の味を保ち続けている。本当にすごいことだなぁ。あとマクドナルドのいすは死ぬほどすわり心地が悪い。回転率をあげるためにあえて居心地の悪い空間にしているのかと思うほどである。充電席あります!とレジ前にポップがあったので探してみると椅子4席に対しコンセントが2つしかなかったので笑えた。
その後は渋谷のトーホーシネマでPerfumeの映画を。
WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT ...
これがもうとにかく、すこぶるに良くて大号泣しながら観た。
端的にいうと、わたしはアイドルの舞台裏がものすごく苦手である。こんなに過酷なスケジュールをこなしています、倒れても熱があっても怪我しても舞台に立ち続けます、こんなにつらい下積み時代がありましたというスポ根的な側面がどうしても取り上げられがちで、そこに感情移入させるような演出が嫌なのだ。もちろん積み重ねてきた努力があるのはまぎれもない事実なのだけど、わたしの見たいアイドルは彼女たちの技術と向上心が作り上げる舞台と、彼女たちの夢が実現していく姿だ。
ここで映し出される彼女たちは、プロフェッショナルとして1つ1つのステージをよりよくするために過ごしている様子がほとんどで、あとは各地でのライブの様子とメンバーのインタビューと、おいしいものを食べたり観光をしたりするだけの映像である。メンバー個人を重点的にフィーチャーすることもなく、「あ~ちゃん」の物語でも「かしゆか」の物語でも「のっち」の物語でもなく、紛れもない「Perfume」の物語に仕上がっていたこともうれしかった。
それも「これまでのPefumeまとめ」ではなく「これからを見るPerfume」が映し出されていたし、この映像ももはや過去のものでこれからを見るPerfumeの姿が今この瞬間も更新されているのだと思うとハンカチが手放せない。
ただステージを良くするということに、Perfumeに携わるすべての人がPerfumeを信じて行動している姿にどうしようもなく心がゆさぶられた。物を作る人々と、その人たちを一緒に乗せて走るアイドルという仕事に本当に希望を持たせてくれる映画だった。
[MV] Perfume 「STAR TRAIN」 - YouTube
エンディングの音楽がこんなに泣けるのは、この音楽が唯一これまでのPerfumeを強く想起させる内容だからかな。過去の映像を使わなくてもこんなに胸に響かせてくるこの求心力こそが音楽の力であると信じたい。
12日
Perfumeの映画が良すぎて夜ゴキゲンになりながら酒を飲んでしまったせいか昼14時に起床。
スーパーで夕飯の食材を買うおば様方に混じりポケモンパンを大人買い。ピカチュウのシールが出た喜びのあまり誰もいない居間でヨッシャー!と叫びながらガッツポーズをあげた。誰もいなくて本当によかった。