家の近くの銭湯に行くと、大きい鏡があるのでまじまじと自分のはだかを見ることになる。夏から比べると5kgくらい痩せたからかなんとなく心もとない。高校生のときに過剰なダイエットをして16kg痩せた時はウエスト55cmくらいしかなかったけど生理も止まってたし毎日眠くて仕方なかった。そのころに比べれば多少人間味というか、生活感のある体系になったと思う。恋をすると痩せて綺麗になるなんて嘘、性欲が先行してやつれてるだけだって言ってたのは安野モヨコの漫画だったかな。服を脱ぐと考えごとや悩みのほとんどがとても無駄なことに思える。服を脱いでしまうと、体の説得力に言葉が引きずられて、必要以上を語れなくなるからかもしれない。現に女友達と一緒に銭湯に入るとたいしたことがしゃべれなくなる。筋トレする人の気持ちあまりわからないけど、すっぽんぽんになったときの強度をあげたいという理由ならわかる。たぶん小学校低学年の女の子がおふろで母親に学校の話をしている。少しふくよかな女性の背中についているブラジャーの跡や、どういう理由で入れたのか気になるタトゥーとか、そんなのを眺めているとたいてい湯あたりする。お金を入れると3分だけ動くドライヤーで髪を乾かしているとき、髪切ってよかったなと一番実感する。風呂上りはプロテイン

 

最近ものすごく精神を擦り減らす人間関係のトラブルがあり、LINEが小一時間で数百件きたり、ワン切りの電話が一日に何回もかかってきたり、話し合おうにもドタキャンされたり相手が泥酔していたりというのを何度か繰り返されて、久しぶりにかなりまいってしまった。他人から、礼儀と愛情表現の線引きが下手だとよく言われる。それがいわゆる「誤解させる」の真理なのかもしれないけれど、わたしは行動もだけれど言葉で好意を示すタイプなので間違っても好きじゃない人に「好き」だとか「かっこいい」とか言わない。でも「相談があるから」とかで夜に電話がかかってきたり飲みに付き合ってほしいと言われたら普通に応じてしまう。それがだめっぽい。相談や、トラブルに対してなるべく解消してあげたいという気持ちがあるから今の仕事できてるようなもんなんだけど、仕事中とか接客直後だとそのスイッチが入ったままなのでなかなか断れない。当面の悩みになりそう。

 

池袋で友達と遊んだ。大阪王将で餃子を食べながらいろいろな話をして、バレンタインのチョコレートを探しに行った。好きな人のことを考えながらする買い物は、普通に楽しい。どんな色が好きかとか、こんなものが似合うだろうなとか、本人が似合わないって言ってても、着たらきっとかわいいだろうな、とか。チョコレートを3つも4つも買おうとして友達に止められた。はやく渡したい気持ちでいっぱいで、サプライズしたかったのに結局LINEで買ったよ!とでかい声で報告してしまった。愚かしい!でもラブだ。

 


[Official Music Video] Perfume 「マカロニ」