線路沿いの公園にでかけてマックを食べた。普段マクドナルドに行かない(そもそも最寄り駅にマックが存在しない)ので、事前に注文するものを決めておかないと絶対に混乱してしまう。チキンチーズバーガーのセットを買う。レモンサワーとビールを交互に飲みながら、おそらく同い年ないしは数個上であろう子連れのご夫婦を眺める。明らかにこぎれいな格好をしているから大丈夫だろう、と思いつつも昼間から公園で飲酒しているといつ通報されるのだろうかとひやひやしてしまう。なぜ公園の公衆トイレの床は常にビチャビチャなんだろうかとか考えたけど結論は出なかった。あとなぜか公園で巨大なイグアナとリクガメを散歩してるおじさんがいたので触らせてもらった。

前日の夜、友人とoficial髭男dismの「Pretender」にケチをつけながら酒を飲む会をしていたが、酔いがさめたあと、あの歌詞はわたしが高校時代からの女友達にかつて抱いていた感情と同じじゃないか……と気づいてぞっとした。

 

交互に高熱を出して一緒に行った病院とか、江ノ島水族館の照明が落としたほの暗い影とか、馬鹿みたいに重たいリュックから出てくるたばことか、A面B面みたいに裏返してすぐに再生させてほしい。デートに行けないのに夏服何枚も買っちゃったよ。なんでそんなに優しくするの?とかよく人に聞かれるけど、わたしがあげる100の肯定が匿名の1の否定に簡単にひっくり返されることのないようにという祈りを行動にうつしてるだけ。

推しているアイドルグループの子が、雑誌の表紙をかけた課金バトルのために毎日三時間もラインライブで配信をしていて、見ててめちゃくちゃしんどくなる。順位に一喜一憂して、配信中に泣き出してしまう10代そこそこの彼女の姿を見て、たかだかサラリーマンの自分がかけられる言葉などなにもない……と沈黙しつつわたしができるのはこれだけと思い毎配信ごとにちまちま課金をしている。アイドルじゃなくてよかった、茶髪にしただけで他界されたらふつうに病んじゃうだろうし、メイド喫茶で働いてたとき前髪切っただけで推し変されたの思い出したわ。


「王道的なLOVEソング」リルネード(rirunede)

 

高校生の時ラーメンの話できないとバンドマンと会話になんなかったし、いまはコミュニティが変わったけどそれが深夜ラジオにすげかわっただけでカルチャーの踏み絵って一生おわんないよね。