5日一週間ぶりのアルバイト。いつもと変わらず、笑顔で、優しくて丁寧な従業員でいられた。久しぶりに会うお客さんに痩せたねと言われたので、ダイエット成功したかなとだけ答えておいた。タイムカードを切ってからいつもと同じように駅まで歩き、いつもと同じ電車に乗る予定だった。いろいろあって丸二日ほぼ何も食べていなかったせいか手が震えて携帯電話を駅のホームの端に落とした。拾おうと前かがみになって手を伸ばしたとき、バランスを崩してホームに転落した。幸い電車はきていなかったので駅員さんにすぐ助けられたが、人はこういうときにも死ぬことがあるんだな、と思った。帰りのバスのなかで、恋人と会うためにあけていた明日の休みのことを考えたら涙が止まらなくなり、ひとつ前の停留所で降りて歩いて帰った。

 

6日夕方から友人とご飯を食べてカラオケに行った。

昨日ちょっと泣いちゃったからぁ

今日は誰にも会いたくないなー

パンのジャムも服についちゃってあーあ女の子ってむずかしー

いっつも元気なんて無理だもん、

でも新しいワンピでテンションあげて一生無双モードでがんばるよ!

君もかわいく生きててね

大森靖子/絶対彼女

「絶対彼女」の間奏部分にあるセリフをマイク越しにつぶやいていたら涙がにじんできた。一人でいると何百、何千もの「あの時こうしていれば」に追い詰められて眠れなくなる。幸せな時間が長ければ長いほど、その終わりには特大の不幸が口を開けて待っているとわかっていたはずなのに。


aiko-『プラマイ』music video

 

二週間後にはひとりで土地勘のない町で生活しなくちゃいけない。できるかできないかじゃなくてやらなければいけない。逃げるなんて選択肢ははじめからもらえていなかったのに、自由ぶっていたのがはずかしいな。