テラスハウスで、女性にキスを強要するようなシーンがあってすごく残念な気持ちになった。(テラスハウス 社長 で調べれば概要出てきます)。それを「肉食系」という言葉で肯定してしまうのは絶対になしだと思う。今シーズン、ビビが陵にしたキスもそうだけど、合意のないキスシーンにうんざりする。ロマンチックじゃないという人もいるかもしれないけれど、何時代の話だよ。それと同時に、会社の飲み会で酔っぱらった一回りも上の先輩にチューしようよ!と言われまくった時のことを思い出してげんなりした。異性を、自分を慰めるためのものとしか見れない人が世の中には男女問わずそこそこいるしそのほとんどが無自覚なので気分が悪い。

 

今日ですべてをぶちこわそうよと甘い匂いをさせてくる天使に魂の半分くらいを売り渡す。天使は、アイドルだったり、好きな男の子だったり、大事にしているアクセサリーだったり、好きな街だったりする。たくさんの天使がいるから、わたしは堂々と悪魔めいた所業で日常を過ごし、このつまんない日を特別にしてくれるきらきら輝く天使たちの前でだけは真人間のふりをしていられる。

 

コロナウイルスの影響で推しているアイドルのイベントも軒並み中止になり、遊びに行こうにも映画館も閉まっていた。近頃は特にやることもなく、家にある食材で料理を作りだめしていた。野菜を千切りにしたスープ、マッサマンカレー、とうもろこしの天ぷら(これがめちゃくちゃおいしい)、ホットケーキ、りんごをはちみつとシナモンで甘く煮たやつ、お好み焼きとかミートソースとかハンバーグとか……。食べる人は一人しかいないのにこんなに作ってどうするんだとタッパーも足りなくなってきたあたりでやめた。そのせいかわからないがこの一週間くらいで体重はあまり変わらないのに腰回りがどっしりしてきたのでダイエットを再開しようと思う。

 

春になったからか飼っている二匹のへびがえさをよく食べてくれる。大きくなったり、腕に巻き付く力が強くなってくるたびに、かわいいな、元気でいいな、と穏やかな気持ちになる。へびは視力が悪いのでおそらくほとんど見えていないだろうが、家の近くの桜の木に落ちていた花びらをケージの外からちらつかせた。最近、姉夫婦と花見をしたり、友人と町田リス園に行ったあとピクニックをしたり、睡眠薬の処方が少なくなったり、生まれて初めて一人で揚げ物をしたり、LINEを数百件送ってくる男性をブロックして久しぶりに携帯電話を気にせずに眠った。世の中とは反対に、心穏やかな一週間だった。

 


The Bed Town - 会えなくなるんだね

就職活動のため東京に来た元カレと一年ぶりくらいに会った。ユーモアがあって賢くて、少し口が悪くてわたしにものすごく優しい人だ。二人とも初めて会った時に青を着ていた。別れてからも3度くらい会って、そのたびに遅刻していて、謝ってはすぐに今日もかわいいね、と機嫌を取るところが好きだけどきらいだった。猫背なせいで180cmあるように見えないけれど、彼のコートを着るとあまりに袖が長くてぶかぶかで、服の下にある意外と長い腕やきれいな肌を思い出して、なつかしいなという気持ちになった。彼は決してわたしの感情を負のほうに揺さぶってしたり顔をしたり、それでなにかをわかったようなふりをしない、ほんとうに優しい男の子なのだ。別れてからもずっと変わらずにいてくれることを、心からうれしく思っている。

 


Sunny Day Service - いいね!【Official Full Album Stream】

毎度のことながら、サニーデイサービスのアルバムめちゃくちゃ良いじゃんね……。

 

0時くらいに会社の後輩から「ドライブいきません?」と誘われ鎌倉?湘南?江ノ島?とにかくその辺に向かって走り出した。このご時世にマニュアル車に乗っているような風変わりな男だ。会社の話や異性関係(彼の異性関係はもれなくトラブルまみれである)、家族の話や転職の話など、おもしろい話とおもしろくない話を順番に話す。結婚して子供産んで、でも女捨ててない人が一番エロいっすよ~とへらへら言っている様子を見て、捨てたくてもいつまでもついてくるのが性別なんだけどなぁとか思ったけど、暖房のない車で冷えたから「ごめんトイレ行きたい」と言ってこの話は終了。午前3時頃、海沿いまで行くも車を止められる場所もなく迂回して家へと戻った。午前4時、帰りがてら寄ったマックで朝マックって何時からなんだろうねぇとか話をした。彼は10万くらいするズボンにポテトを何度もこぼしていた。敬語とため口が行ったり来たりする様子を見て、眠いんだなと感じた。彼が「〇〇さんは冷たい人ですよ、ぼくにだけやさしいけど」と言ってコーラを一口飲んだと思ったら歯磨きもせずに眠ってしまった。

 

ミスドの新商品、きなこのやつがおいしかった。CMの道重さゆみが本当にかわいい。オールドファッションがだいすきなのに最寄り駅にミスドがないせいで、外出するたびにミスドをグーグルマップで探しては買って帰っている。冷凍してもいけるよ~というネット記事を何個かみかけたがなんとなく信用がおけないので律儀に2個ずつとかで買っている。仲の良い友達とミスドをいっぱい買ってホームパーティーをしたいけど、そもそもみんなそんなにミスドをたくさん食べたいのか?と思うと冷静になるのでいまだこのパーティーは実施されていません。

 

すごくいい気温の夜なのに、夜道が怖くて散歩ができないのでベランダに出てビールを飲むだけにしている。気に入っているヒールやロングスカートを履いて道を歩いたら、全速力で逃げることすらできないのだ。わたしの部屋はカーテンを開けたら近くの立体駐車場から丸見えになるので、本当はベランダに出ることも少し怖い。損をしているなと夜が更けるたびに思う。でも夜更かししてたらだいすきな天使ちゃんからLINEきたのでラッキーだなと思った。

夜、飲んでいたお店でおそらくなにか盛られた(確証はない)ようで、トイレから戻って10分ほどで異様な気分の悪さと酩酊感におそわれ、ぐらぐらの状態でなんとか帰宅したが、その後何度となく吐いて洗面台でぶっ倒れて気絶していた。倒れた衝撃で頭を打って気絶したのか酒で意識を失ったのかは定かではないが、とりあえずトイレのドアに巨大な穴が開いていたことだけは確かである。声をかけてきて一緒に飲んでいた薬剤師のおじさんがどう考えても怪しいし、あとからおもえば伏線しかない登場人物やんとなって、金払ってるのに安心して酒も飲めねぇのかよとブチ切れていた。そもそも酒癖の良さを自称している以上、初めて行く店、たまたま隣り合った異性、と言う条件で自分が飲酒量を見誤ることなんてほとんどないわけで……。二日酔いの朝胃薬を飲んだけれど、薬の匂いで再び吐いている最中、伊藤詩織さんの事を思い出した。昨夜の自分のような状態でレイプされそうになったとき、とてもじゃないけれど抵抗する能力はない。朦朧としながら、もう一度胃薬を飲んでベッドにもどった。

 

ホクオーのピーナッツパンがおいしくてしばらくそればかり食べていたけれど、カロリー見て買うのを控えるようになった。加齢とともに太りやすくてなっているけれど、一人暮らししていると体重を変動させやすいので太らずに済んでいる。高校生の頃強迫観念で激やせしてBMI14だった頃は生理が一年こなかったし、その名残でいまも内臓ぼろぼろだけど、その後良い友達や恋人にめぐまれていたせいでおいしいものを食べたり少し堕落の仕方を学んだのでゆるやかに心身ともに健康的になった。いまは太ってないけどガリガリでもないという体で、割と気に入っている。

 

わたしは引きずり回しやすい人間だし、引きずり回した方をあまり責めないけれど、引きずり回されたら当然傷を負うしその傷は思っているよりも深くて乾かないのだ。

 


平賀さち枝/春が来そうでさびしいだけ

最近あまりにもジメジメした内容ばかり書いていたので楽しい内容にしようと思う。部屋をめちゃくちゃいい匂いにしたい人向けの記事なので部屋をいい匂いにすることに興味がない人は読まなくて大丈夫です。

 

部屋をいい匂いにする方法

①ルームスプレーを使う

ディフューザーを使う

③芳香剤を置く

アロマキャンドルを焚く

⑤お香を焚く

 

たぶんこの辺が王道だと思いますがわたしは毎日同じ匂いがすると飽きる人間なので今回⑤についてだけ言及します。お香のメリットとしては香りが強いなとおもったら使う量を調節できるところ、アロマキャンドルのような消し忘れ事故のリスクがないこと、香りの種類がめちゃくちゃ多いので「なんか元カノの部屋と似たような匂いだな……」とならないことの3点だと思います。あと単にかさばらない。

そもそもお香ってどこに売ってるんですかと(職業柄)よく聞かれるのですが、お香の専門店はもちろんですが和風の雑貨屋さんとか、ドン・キホーテとかにも売ってます。コーン型▲のもありますが棒状の、いわゆるお線香の形状のほうが折って使用量が調節できるのでおすすめです。お線香って折っていいの?縁起悪くない?と聞かれることもありますが全く問題ありません。そもそも寺の坊主も折って使ったりしてるので気にしなくていいです。部屋の広さとかによって使う量は変わってきますが、わたしは9畳の1K住まいで一日一本焚くくらいです。香立ては専門店でも売ってますが、無印とかニトリで売ってるやつで性能的にはOKだしむしろそっちの方が安いのでおすすめ。

 

表参道 lisn青山

超おしゃれ店内ですが、そもそもは京都の大手のお線香メーカーが出店しているので怖くないですし、店員さんも落ち着いた接客をしてくれます。お客さんに対して店員さんがマンツーマンで接客するので混雑しているときはちょっと時間がかかるかもしれませんが、平日は比較的すいています。

とにかく種類が多すぎて(300種類くらいある……)何を買えばよいのかわからなくなるので、店員さんに好みを伝えるのが手っ取り早いです。お香は単価30円くらいから、好きなものを1本単位で購入できるのでいろんな種類を試したい人におすすめです。

いかにもお香!線香!寺の匂い!といった感じではなく、お花の香りやキャラメルの香りなど珍しいものが多いのでその手の香りが苦手な方にもおすすめです。あとプレゼント用のキットみたいなのも1,000円くらいから売ってるのでちょっとした贈り物におすすめです。一本一本違う色なので、推しメンの色も売っているはず!

わたしのおすすめはラム酒の香りのする186番と鉄棒したあとの手の匂いがする314番です。

https://www.lisn.co.jp/aoyama/

 

銀座 松栄堂

都内には銀座と人形町、横浜にも店舗があります。和~~~~~~~~~って感じの店内です。静かなお店特有の、あの入ったらなにか買わなきゃいけない感があります。前述したlisnを経営している京都の会社のお店です。lisnに比べるといわゆるお寺の匂いっぽい感じの商品が多く、線香の他にも香木や塗香(粉末状のお香、香水みたいな感じで手首につけたりします)とちょっとマニア向けのものが売ってます。

一本売りはしていませんが20本600円ぐらいからの販売があるのでそこまで敷居は高くないです。が、値段的にかなり幅がありいわゆる高級線香(何万とか)も売ってます。香りが濃いものが多いので、一本焚くだけでかなりしっかり残り香があります。

以前熱海のちょっと高級な旅館に泊まった時にエントランスからすごく良い匂いがしたので何を焚いているんですか!?と聞いたらこのお香でした。それ以降自宅でも使っています。

www.shoyeido.co.jp

 

東京 香十

八重洲の地下街にあり働く皆様にとってアクセスが良く、入りやすい店舗です。五本入りから買える京いろはというシリーズのホワイトティーが良い匂いなんですが、オンラインでは売っていないようです……。以前セーラームーンとのコラボ商品なども売っていてめちゃカワでした。けっこう上品めなパッケージが多いのと立地が良いので、帰省のタイミングなどでじいちゃんばあちゃんに買ってくといいと思います。自社でフレグランスの開発などもしているのですが、そこそこ単価の高いものが多いのでそのへんは上級者向きです。

ここで売ってる名私香(名刺入れに入れる匂い袋)は仕事の時に使っていますが、渡すとなにかいい匂いしますね~と言われることが多いのでビジネスマンにはおすすめです。店舗は銀座と荻窪にもあります。

www.koju.co.jp

 

京都 香彩堂

関東に店舗がないのでむかついていますがここのお香を一番よく使っています。おすすめはあおやぎ(ありえん良い匂い)、竹香(世の中のお香の中で一番好き)、飛翔(緑茶の良い匂い)です。フローラル系やマリン系は総じてしょうもない匂いがしますが、グリーン系はとにかく良い匂いのものが多いのでしぶしぶオンラインで買っています。ここのメーカーは一部雑貨屋におろしたりもしているんですが、自分が好きなものに限って取り扱いされていないのでむかついています。7,700円以上買うと送料無料!と書いてありますがお香を7,700円分も買うなんて、業者かよ。でも一番いい匂いなのでしぶしぶ買っています。

www.kousaido-ec.jp

 

もう疲れたのでこんど気が向いたらそのほかのものを紹介します。部屋をいい匂いにしてもモテませんが気分がアガるのでおすすめです。あと人と被らないからプレゼントにいいよ、プレゼントするときは香立ても忘れず買うんだよ。

新宿のFISHというカレー屋さんのカレーがおいしかった。豆のカレーって大体うまいよね。日が暮れるまでワンピース一枚で歩いて、コロナウイルスの話とかした。新宿御苑が開いているかどうかでビール一杯賭けたけど、月曜休園だったみたいで「コロナと違うからこの勝負はなし!」となってお互い自分でビール買って飲んだ。友達というほど親しくないけれど、会話のテンポがあうから半年に一度くらい会う男の子である。二人とも最近プロジェクターを買ったということで面白かった映画の情報をいくらかシェアして、ミスドでドーナツ買って八時過ぎには解散した。途中で入った飲食店で隣のカップルの男がインドの死生観についての自論を話していて、そっちが気になってしまい全然会話に集中できなかった。

 

さびしいもむなしいも使い切っているはずなのに、背中にコンセントでもついてるのか、朝起きるとどこからともなく補充されきっている。幸せだなんて思いあがらせる気はないと言うように、いやな夢をきっちりと毎日見て朝を迎える。金払わない風俗みたいなときいっぱいあるし、本強、レイプ、暴力、ストーカー、中出し、満員電車の痴漢、生理、盗撮、夜に一人で散歩することもできない、わたしもちんこ生えてこないかな。他人のわかりたいのなかには、わかりたい側にとって都合の良い内容みたいなのがやっぱりある、少なくともわたしは第三者を満たすためとか、その場限りの穴埋めのために私の大事なさびしさを歪めて差し出すわけにいかないのだ。誤解されたり、一瞬だけ切り取られ曲解されるのはいやだ。好きだとかかわいいとか、よく似たもっといいものとのひとちがいでしょ。心を見せるより服を脱ぐ方がよっぽど楽だと気づくのにあまり時間はかからなかった。

いつも、すきな子がいなくなったときのための予備電源を用意している。酒飲んでも薬飲んでも一度落ちたブレーカーは戻らないから、そんな自分を動かすための予備電源をそこら中に散らばせて、自分の安心を育てている。全部焼け落として更地に戻そうかと思う時もたまにあるけれど、明るく灯るその他のライトを見ると、やっぱりもう少しだけ頑張ろうとなるのだ。ここのところ、春みたいにあたたかい。

 

家族は嫌いだけど自分の名字はかわいいから好き、そんなのを矛盾だなんて思わないでほしい。

 

このブログの時系列はばらばらです。


SPARTA LOCALS - 水のようだ(PV)

マスク売ってないけど、そもそもフルメイクしてるのにマスクなんてしたくなくない?と思い開き直って普通にマスクなしで外出している。

 

両親の還暦のお祝いのために実家に帰った時、親族での食事の際にもう7年も前に別れた恋人の名前を出されて「おまえもあのとき〇〇と結婚すればよかったのに~」と笑いながら言われた。父と母は当時付き合っていた男の子のことをやたらと気に入っていて、この手の話は家族が集まると何度も出されていた。兄も、姉もあんなおかしな家で育ったのに懲りないな、この人たちは子供に希望とか持てたり誰かのいる家に帰ることが幸せだと思ったりするんだろうか、とか考えたらとても憂鬱な気持ちになった。居間で酒を飲んでテレビを見ている父親の機嫌を損ねないように音を立てずにドアノブをまわしたり、二人きりになりたくなくて真冬でも家に入らずマンションの階段で本を読んで時間をつぶしていた10年間があった。そういう、自分でぶち壊してぐちゃぐちゃにしたものをまるで時効にでもなったのか、そもそもそんな出来事はなかったみたいに笑顔で無遠慮に突き出してくる姿を見て、ああそうだわたし本当に殺したいと思ったのは一生でこの人だけだったんだよ、と思い出した。

 

最近知り合った年下の男の子、背が高くて素直なところがでかい犬に似ているのでふざけて「わんこちゃん」と呼んでいるが、にこにこしながら「はい」「わんこちゃんでいいですよ」と返事をする様子を見てこの子は大丈夫なんだろうかとちょっと心配している。

 

aikoのサブスク配信に伴い「元カレ」という名前のaikoのアルバム曲やカップリング曲ばかり集めたプレイリストを作った。新曲のCメロ、「なんだよあんなに好きだったのに 一緒にいるとき髪の毛とかすごい気にしていたのに 恋が終わった」という歌詞!aikoはすぐ髪の毛について歌う…!!aikoの歌詞の話をしはじめると酒が止まらなくなるので誰か付き合ってほしい。

 


aiko- 『青空』music video

出張に行くから猫を預かってほしい、と言われて10日ほどうちに猫がいることになった。想像の20倍くらいの運動量で、帰ってくると部屋がぐちゃぐちゃにされてて毎日鍵を開けるのが楽しみだ。もともと動物に好かれやすいので、意外と仲良くやれている。走り回ったり、たまにおなかやひざに乗ってきたり、にゃあにゃあ鳴いたりお風呂場までついてきたり、なかなかゆかいなものだなと思う。ファンデーションバキバキに割られたりミッフィーのフィギュア壊されたりしたけど……。でもお布団に入ってきたりホットカーペットで寝てたりするの見てるとまぁかわいいしいいかとなる。かわいいの前では無力、かわいいの奴隷です。

 

前に男の子に一緒に住もうと言われたときに登録した賃貸検索サイトから、いまだにおすすめお部屋情報が届けられる。めんどうくさがりが由来してメルマガの解除をしないから、こういう過去完了形のリマインドがたまにある。住むことのなかった街の1LDKは家賃が安くて仮契約までしたけど、結局わたしが気乗りしなくて電話一本でキャンセルしたんだった。ペット可、オートロック、宅配ボックス、24時間ゴミ出しOKで水回りがきれいで駅徒歩10分以内、RCで二階以上家賃はいくら、と彼が条件を羅列しているのを見て、生活に対する温度感が違いすぎるな……と感じた。甘くも苦くもないただの出来事だけれど、あの時といまの自分のなにが変わったんだろうか。自分の変化に対してぜんぜん自覚的になれない。

 

夏の、風が体を梳かしていくときの心地よいうっとおしさや、普段なら買わない種類の缶チューハイ、暑いからと言う理由でコンビニに入るから何を買うかはあとで決める。薄着過ぎるよといわれた黒いキャミソールにこぼしたビール、すれ違わないと思った駅で知らない誰かと話しているところを見つけてしまって声がかけられなかった。あと数か月もすれば暑くなる。7か月後に死ぬと思わなかった祖母と過ごした暑い日を思い出す。扇風機に揺らぐ髪は、認知症になって白髪染めをするのをやめてからというもののずっと真っ白のままで、彫りの深い顔の祖母は外国人のように美しかった。庭の土に何度水を撒いてもすぐに乾いてしまったあの日。

春は一番好きな季節だけど、ありえないくらい憂鬱になる。気温が上がって明るい色の服が増えて起き抜けのフローリングの冷たさが緩まる頃、使い切ったはずの気まぐれが再燃して頭の奥をしびれさせる。手っ取り早く誰か傷つけたいみたいに夜になると体が動きだして、少しだけ薄まった罪悪感に便乗してはよくないアイディアを試さずにはいられなくさせる。わたしはわたしのなかの悪魔がかわいいけれど、同じくらいに面倒くさくて悪いやつだなとも思う。

 

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