14日ようやく引っ越し先が判明。神奈川県の成れの果てのような地に一人暮らしをすることとなった。近所にはコンビニ、スーパー、ドラッグストアがあり念願だったTSUTAYAも徒歩圏内にあるそうで私は非常にうれしい。しかも今年一月にできたばかりの新築で追い炊き機能がついている。落ち込んでいた自分をはげますために7千円くらいするふろ用の椅子を買った。

 出勤前に本屋によって「私を連れて逃げて、お願い。」の最終巻を購入。わたしはほんっっとーにこの漫画が好きで、迷うことなく2016年の最高作品に挙げたい。みんな読んでください…お願いします…まわりに読んでる人いなくて悲しいです…

君は生きてるかわいさでいっぱいだ

そう言って別れた央治を思い出して日芽が泣きながら放つ

夢じゃないから苦しいんだわ

すばらしかったから苦しいんだわ

という台詞に涙が止まらない。恋愛の不格好で悲しいエゴの部分だけを集めたような物語だったけど、間違いなくこの二人にはお互いしかいなかったし、かけがえのない不格好ならそれはその人にとっての宝物だ。最後がハッピーエンドで本当によかった。かわいい二人には幸せになってもらいたい。

 

15日注文していたCASIOの時計が届いた。

[カシオ]CASIO MODEL NO.lq139e-9a LADIES[並行輸入品]
 

 どう贔屓目にみてもかわいい。時計はvida+とチープCASIOが好きで各3本ずつくらいを使い分けている。ゴールドだけど文字盤自体が小さいので派手すぎなくてよい。

夜は半分くらい寝ながら「夢売るふたり」を観た。冒頭の10数分でいきなりの火災シーン。衝撃だった。時間が経つほどに辛くなってきて、主人公は男の人生に便乗しないと幸せを得られないのだろうか、と悲しい気持ちになった。結婚という言葉に夢なんて全く持っていないが、劇中の二人がこんなさもしい思いをしてでも一緒にいたいと思えるのならそれはそれで夢のある話なのかもしれない。間違いなく誰も幸せにならない嘘だけど、それでも騙されてみようと思える瞬間は私の記憶にもいくつかあった。


夢売るふたり

 

16日「はやくぼけたばあちゃんになってすべての苦しみもすきな人の名前も忘れたい」と真夜中にツイッターにつぶやいていた。そこそこ真理だし本音だと思う。この日は「メゾン・ド・ヒミコ」を観た。8~9年前くらいに深夜に地上波でやっていたのを祖母の家に泊まった時に観た記憶がある。話の内容を全く覚えていなかったので再度レンタルして観てみた。


メゾン・ド・ヒミコ

とにかくオダギリジョーの若く美しい姿がこんな最高な形で映像に残っていることに奇跡を感じずにはいられない。「う、う、う、美しい~~」とマジで声にでた。オダギリジョー演じる春彦のアンバランスさが愛さずにはいられないし、柴咲コウ演じる沙織の、大人びた顔立ちに似合わず感情がすぐ顔に出ちゃうあたりの子供っぽさに惹かれる。未来のない人たちが一箇所に集まって暮らしている姿にものすごい空虚な匂いを感じたけど、季節を大切にして美しいものに感動しながら生きる人々の姿はそれだけで勇気をもらえる。終始もの悲しさに溢れている上に、何も解決しないまま漫然と時間が流れていく様子に苛立つ人もいるかもしれないけど、ラストシーンのオダギリジョー柴咲コウの笑顔を見て、なにかが解決しなくてもハッピーエンドは作れるよ、やっぱり、と思った。

映画を見終えてからは表参道へ、別れた恋人に選んでもらった高い眼鏡が出来上がったらしいので受け取りにいった。クレイトンフランクリンのメガネ、めっちゃ小顔に見えます。

 

17日朝から購入した家具の搬入にamazonの荷物の受け取り、映画を二本観るなど珍しく活動的だった。リサイクルショップで見つけたソファは座り心地もよいし、ボディの木の色味が深い茶色で落ち着いた雰囲気で気に入っている。20日から新しい街で生活を始めるので少しずつ心の準備を始めている。映画は柳楽優弥が観たかったので「誰も知らない」と「星になった少年」を。感想は後日。夜はアルバイト。チェキ20枚くらい撮ったのでさすがに疲れた。